2023年7月6日午後3時頃、宮城県栗原市若柳小学校の敷地内に軽トラックが侵入し、児童4人がはねられました。
容疑者は宮城県栗原市若柳に住む職業不詳の小野寺章仁(34)容疑者。
児童らは病院に搬送されましたが、命に別条はありません。
小野寺容疑者ですが、犯行直前に
自分のようすがおかしい
と相談していたことがわかりました。
これに対してネット上で様々な反応があったのでまとめていきます。
Contents
小野寺章仁の犯行前の行動

事件が起きたのは2023年7月6日午後3時ごろ。
宮城県栗原市若柳小学校の敷地内に、小野寺容疑者が運転する軽トラックが侵入し、児童ら4人をはねました。
その犯行を行う直前、若柳警察署に相談をある相談をしていたという小野寺容疑者。
その後の警察への取材で小野寺容疑者が事件直前の6日午後1時ごろ、若柳警察署に「自分の様子がおかしい」などと相談に訪れていたことがわかりました。小野寺容疑者は今年4月以降、複数回にわたって、同じような相談を警察にしていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb1aeeb2ec46fbfb1a0e41fc92c8939a873656e
犯行予告のようにも思えますね。
この記事を読んだ方のコメントは
自分の様子がおかしいと何度も警察に相談していたのに、今回の事が起きてしまったとなると、警察の対応も問われるのでは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb1aeeb2ec46fbfb1a0e41fc92c8939a873656e/comments
現場の警察官に臨床心理学や精神医学の素養があるものを配置しておくべきではないだろうか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb1aeeb2ec46fbfb1a0e41fc92c8939a873656e/comments
相談するところが間違ってるよ… 警察行って自分がおかしいって相談してその場で大暴れするつもりなら合ってるけど 行くべきは病院とか役所の福祉課じゃないかな それとも最初からやらかすつもりで、その後の精神鑑定なんかを見越したアリバイ作りのつもりかな? だとしたらむしろ責任能力ありだな
https://news.yahoo.co.jp/articles/389adb5b512d98a617ee021a400b80301180e14e/comments
おかしいと自覚があるなら精神科行って薬もらいなよ、相談するところが間違ってる。警察でも一時間くらい居座ってたみたいだし、止めて欲しいなら家族に言えば良いのに。かまってちゃん過ぎる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/389adb5b512d98a617ee021a400b80301180e14e/comments
被害にあったのが小学生なだけあり、反響のある事件でした。
・警察の対応も問われる?
・相談するところが間違っている
・元から事件を起こすつもりでアリバイ作りで行ったのでは?
・警察に精神学に強い人材を配置するべきでは
今年の4月以降に複数回、警察署に相談に来ているそうなので、要注意人物として把握はしていそうですが…
相談内容がどうであれ、警察から精神病院を勧めたりはしなかったのでしょうか。
家族や親しい友人に相談もできない環境?
小野寺容疑者の家族関係についてはこちらの記事をご覧ください。
以前に相談を対応した警察官の取った行動も気になりますね。
元から事件を起こすつもりでアリバイ作りで警察署に相談していたのでは?というコメントもありました。
こちらを解説していきます。
小野寺章仁は精神疾患で減刑される?

現在の日本の法律では
犯罪を起こした際に精神疾患を患っていると刑が減刑されたり無罪になる可能性があります
それは責任能力の有無で判断され、大きく分けて2つに分類されます。
・心神喪失
・心身耗弱
まずは心神喪失から解説していきます。
心神喪失
心神喪失とは
精神の障害により事理弁識能力または行動制御能力のいずれかが欠けている状態を心神喪失といいます。
https://wellness-keijibengo.com/sekininnouryoku/
つまりひどい統合失調症やうつ病などの精神疾患を患った状態だと倫理観が無く、責任能力が無い状態と認められます。
この心神喪失が起訴後に認められると
無罪が決定します。
え!と思いますが、心神喪失は簡単には認められません。
犯人の生い立ちや普段の生活、犯行当時の状況など、ありとあらゆる事を配慮しての判断ですので、相当ひどい状態でないと心神喪失にはなりません。
心身耗弱
心身耗弱とは
精神の障害により事理弁識能力または行動制御能力のいずれかが著しく制限されている状態を心身耗弱といいます。
https://wellness-keijibengo.com/sekininnouryoku/
先ほどの心神喪失よりは状態が軽度で、行動の制御能力が一部制限されている状態です。
この心身耗弱が起訴後に認められると
判決内容が減刑されます
例ですが、殺人罪で懲役25年を言い渡されましたが、心身耗弱が認められて懲役10年になったりすることです。
日本の法律は、責任能力の有る無しによって刑罰が下るのか決められています。
過去に減刑や無罪になった例

過去の事件で精神疾患が原因で刑が減刑されたり無罪になった例を紹介します。
2017年に3人を殺害、2人に重傷を負わせた竹島叶実容疑者は無罪になりました
当初、検察側からは無期懲役を求刑されていましたが、裁判員裁判で心神喪失が認められました。
裁判長を務めた飯島裁判長は
「妄想などの精神症状の圧倒的影響下にあった疑いを払拭(ふっしょく)できない」と指摘し、「(刑事責任能力が認められない)心神喪失状態にあったとの合理的疑いが残る」
https://www.asahi.com/articles/ASPC456VBPC1PIHB01N.html
とコメントしていました。
遺族にとっては本当に腹立たしい結末です。
竹島容疑者は起訴後に医師2人によって精神鑑定をされていたそうです。
その内1人の医師とは11回も面接をしたそうで、しっかりと容疑者の人間性を理解して診断されたのが分かります。
それでも無罪という判決には納得いきませんが。
また心神喪失を理由で一審で無罪の判決は下ったのは
・2018年が6人
・2019年が2人でした。
数年に一人とかだと思っていたらけっこう心神喪失と認められていますね。
もっと基準を明確にして頂きたいです。
小野寺章仁が無罪になる可能性は低い!

小野寺容疑者が無罪になる可能性は極めて低いでしょう。
警察に相談していた内容や、過去の人生、家庭環境は分かりませんが
素直に罪を認めているし、取り調べでも奇妙な供述はしていない
のが理由です。
まだ警察が供述内容を明かしていないのもありますが、心神喪失にはなっていないでしょう。
万が一精神疾患が認められたとしても刑が減刑される心身耗弱と思います。
小野寺容疑者のSNSなどが発見されれば、普段の生活がわかるはずです。
SNSについてはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
小学校に侵入して児童をはねるという衝撃的な事件の犯人である小野寺章仁容疑者。
以前から警察に相談していたとされていますが、精神疾患の状態はどれほどなのでしょうか。
過去の判例などから考察した結果、精神疾患が認められる可能性は低そうですが、警察の取調べの結果が気になります。