2023年5月5日午前5時半頃、長崎市伊王島付近の海上から長崎港に入る大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスで死亡事故が起きました。
クルーズ船の誘導業務に当たっていた水先案内人の大須賀祥浩(69)さんが、ボートからクルーズ船に乗り込む際、誤って海に転落したそうです。
転落した大須賀さんは10分後に救助されましたが、死亡が確認されました。
ダイヤモンド・プリンセス号と言えば新型コロナウイルスが日本に上陸した発端の船です。
さらに建造中に火災事故もあったそうで、世間では呪われた船なのでは?とささやかれています。
この記事では
・水先案内人の死亡事故
・コロナ騒動と建造中の火災事故
・ダイヤモンドプリンセス号は呪われた船?
についてまとめています。
水先案内人が転落死した原因は?
まず水先案内人の具体的な仕事内容を紹介します。
今回のような大型クルーズ船などの船舶の乗組員に、適切な水路を教えて指示する人を水先案内人と言います。
国際的にも制度化されている国もあり、パイロットとも呼ばれているそうです。
そして大人数の命を預り、自然の海を相手に適切な航路を指示しなければいけないので相当な経験値が必要とされます。
そうなると必然的に水先案内人の平均年齢は高くなり、65歳ぐらいが一般的です。

画像のように、ボートで航路を指示してから船舶に乗り込むという仕事内容です。
ハシゴやロープを使って船舶に乗り移るそうですが、体力のある20代でもけっこう大変でしょう。
波で揺れ動くボートから海をまたいで船舶に乗り移るのは、いくら経験がある方でも体力的にきついです!
後ろから支えられているとはいえ、海に転落すれば非常に危険!
命がけの仕事だというのがよくわかります。
水先案内人が船舶から乗り降りするときは、止まっている状態ではありません。
もはやアクション映画のように船から船に乗り移るので、相当な訓練が必要とされます。
今回亡くなった大須賀さんは、無線でやり取りをして連携を取っていたそうですが、誤って転落しました。
命綱を付けていないそうですが、今後は装備品を改める必要がありそうですね。
コロナ騒動もあり、呪われた船?
ダイヤモンド・プリンセスと言えば2020年に乗客が新型コロナウイルスに感染していたことで大きく話題となりました。
今でこそ落ち着いてきた新型コロナですが、日本にはマスク文化が根付いてしまいましたね。
当時のダイヤモンド・プリンセス号は、香港や台湾、ベトナムなどを巡りながら、様々な国の旅行客を乗せていました。
約3700人もの人が14日間も船舶で隔離されていたので、各国のメディアが大きく取り上げたことで話題になります。
そんな一件があったせいで、ダイヤモンド・プリンセス号は呪われた船なのでは?と世間では騒がれています。
Twitterでダイヤモンド・プリンセスについての書き込みを見ていると、建造中に火事になっていたそうですね。
長崎と相性が悪かったり、なにかとネガティブな印象が付きまといます。
まとめ
水先案内人をまとめると
・船舶を案内、指示する海のパイロット
・経験値が非常に大事で、平均年齢が65歳と高齢
・命綱を付けずにボートから船舶に乗り降りするため非常に危険
命がけで大勢の乗組員が乗っている船舶を指示する大事な仕事です。
今回1人の犠牲者が出てしまいましたが、今後は同じような事故が起こらないように対策を考えてほしい次第です。
ダイヤモンド・プリンセスは建造中から火事になったりと災難続きですが、しっかりと安全・安心できるクルーズ船になってくれることを願います。